【提言・自動運転】自動運転は、本当に地方の交通課題を解決するのか?

石井 前編では自動運転技術の流れについて、公共交通などにおける無人運転のための技術と自家用車向けの技術とで二分されているというお話をお聞きしました。どちらの場合もクルマが周囲の環境をよりよく理解していくことが求められると思いますが、具体的にどのような動きがあるのでしょうか?

大前 まだ実用化はされていませんが、例えばクルマで交差点に接近したとき、道路脇に設置されたセンサーが見えないところにあるクルマなどを検知して通信で教えてくれるシステムや、別のクルマがその位置から見える物体の情報をほかのクルマに共有するといった研究はありますね。これまでは「V2V(Vehicle to Vehicle、車車間でのやりとり)」や「V2I(Vehicle to Infrastructure、クルマとインフラ間でのやりとり)」といった具合に区別する言葉もありましたが、いまは「V2X」と呼ばれて何でも含まれるようになっています。

自動運転は、本当に地方の交通課題を解決するのか?:慶應義塾大学 大前学×クーガー 石井敦 …(Wired Japan)

 

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