【話題・海外】どうなる? 東南アジアでのクルマの電動化…BEVかHEVかで揺れる政府と日中韓メーカー

タイ自動車市場で電動化の流れが止まらない。

本年1-5月の新車販売台数の内電気自動車は約8万3000台(運輸省登録ベース)、市場全体の20%にまで膨れ上がっている。中でも、伸び止まり感のあるハイブリッド車(HEV、エンジンと電気を両方動力源として使う)と対照的に純電気自動車とも言えるBEV(バッテリー式電気自動車)の伸びが昨年比で6倍近いスピードだ。

タイのBEVの爆発的な販売を牽引しているのが複数の中国ブランドとテスラだ。タイ政府は高コストのBEVを買いやすい価格とするため物品税の免税措置や輸入関税の減免といったパッケージ政策を用意。これに応える形で中国車をはじめとする新規参入ブランドがBEVのモデルを積極投入したことが消費者の購買意欲に火をつけたようだ。特に日本でも発売されているBYDの『ATTO3』は今年はすでに9000台以上を売り上げBEVのベストセラーに躍り出ている。他にも中国MGブランドのMGやキュートなORA(GWM、長城汽車) 、NETAなど日本では馴染みのないモデルが首都バンコク市内で目につく。

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