【話題・超小型EV】クルマを変えて、街を変える イスラエルの起業家の野望

テクノロジーは製品を革新するだけでなく、周辺産業にまで影響を及ぼすことがある。あるスタートアップは、クルマを超小型化することで土地を“解放”しようとしている。

イスラエルの沿岸都市テルアビブは、交通渋滞で悪名高い。機械エンジニアのアサフ・フォルモザも朝晩のラッシュに悩まされていた。市内に駐車スペースを探すにも1時間かかる。仕方なくバイクに乗るようになったが、クルマほどの安心感がなく、雨天時は不便だ。結局、どちらも自宅の車庫に置きっぱなしにするようになってしまった。

「それなら初めからクルマとバイクの両方のいいトコ取りができないか、と考えるようになりました」と、フォルモザは話す。

彼が2014年に、物理学者や自動車デザイナーと共同創業したマイクロモビリティ企業「City Transformer(シティ・トランスフォーマー)」は、超小型の一人乗り小型4輪EVの開発に成功した。「CT-1」は全長約2.5mで幅1.4mだが、折りたたみ機構があり、車輪を収納すると幅は1mになる。後部に荷物を置くスペースがあり、最高速度は時速90kmに達するなど、都市部を走るクルマに必要なものはほぼそろっている。

クルマを変えて、街を変える イスラエルの起業家の野望(Forbes JAPAN/Yahoo!ニュース)

 

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