【話題】世界の「再エネ化」を進める材料、地球上に十分に存在

気候変動対策のためのインフラを構築するためには材料が必要だ。新たな研究によって、それらの材料の埋蔵量は十分であることが明らかになった。だが、採掘・加工に伴う、重大な社会的・環境的課題が指摘されている。

再生可能エネルギーで世界に電力を供給するためには、多くの原材料が必要となる。幸いなことに、アルミニウム、鉄鋼、レアアースメタルについては、十分な量があることが新しい分析によって明らかになった。

2015年のパリ協定で、世界のリーダーたちは地球温暖化を1.5℃未満に抑えるとの目標を掲げた。この目標を達成するためには、新しいインフラを多く構築する必要がある。

そして今回、再生可能エネルギー電力を世界的に送電網に供給するのに必要となる材料は、たとえ最も野心的な気候変動対策のシナリオだったとしても、地球上に十分に存在することが明らかになった。これらの材料を採掘・加工しても、地球温暖化を抑えるために掲げた目標温度を超えるだけの二酸化炭素を排出することはないという。

世界の「再エネ化」を進める材料、地球上に十分に存在(MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan)

Yes, we have enough materials to power the world with renewable energy

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