【自動運転・新技術】IHI、トラック自動運転の後付け装置 製鉄所内で実験

IHIはJFEスチールの製鉄所敷地内でトラック自動運転の実証実験を2月に始める。既存のトラックに後付けの制御装置を据え付け、アクセルやブレーキ、ハンドルを操作する。自動運転車の導入に比べ費用を抑えられるとして幅広い事業者に売り込む。2023年度中の受注を見込み、年間で数十億円の売り上げを目指す。

今回の実証では、これまで研究段階だったトラックの自動化機能について実際にトラックが走る環境で検証する。JFEスチールの東日本製鉄所京浜地区の敷地内にある約3キロメートルの搬送ルートの一部区間で、100トンの貨物を積載したトレーラーを使い、搬送試験をする。

ルート上の交差点や横断歩道に標識などを設置し、信号で制御することで他の車両や歩行者に自動搬送車両の接近を知らせる交通整理方法を検証する。搬送工程の安全性や、現場での受容度を高める。周囲の物体を検知するセンサーの数や設置場所も検討する。

IHI、トラック自動運転の後付け装置 製鉄所内で実験(日本経済新聞)

 

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