【話題・自動運転】自動運転技術、自動車メーカーがファーウェイとDJIを頼るそれぞれの理由。路線の違い鮮明に 世界的通信機器メーカーのファーウェイ(華為技術)と、

世界的通信機器メーカーのファーウェイ(華為技術)と、民生用ドローン世界最大手メーカーのDJI(大疆創新科技)は、ソフトウェア・ハードウェア一体型ソリューションのプロバイダーとして自動車業界へ進出をしている。とはいえ、自動車そのものを作るのではなく両社とも、自動車メーカーが優れた製品を作り出す支援をしている。上汽通用五菱汽車(SGMW、以下「五菱」)はこのほど、自動運転ソリューションを手がけるDJIの子会社「DJI Automotive(大疆車載)」との協業で得た成果として、先進運転支援システム「霊犀智駕系統(Lingxi Intelligent Driving System)」を発表した。同システムは「あらゆる種類の障害物を認識し、回避する」ものだという。しかし、ほとんどのメーカーの製品とは異なり、霊犀を搭載した五菱の自動車はLiDARセンサーも搭載せず、高演算力の自動運転用チップも搭載していない。DJIは祖業のドローンで培ってきたアルゴリズムを武器に、10万元(約200万円)クラスの小型車に自動運転性能を持たせることに成功している。一方、ファーウェイと提携する北京汽車(BAIC)系列の「極狐(Arcfox)」、長安汽車(Changan Automobile)系列の「阿維塔(AVATR)」、長城汽車(Great Wall Motor)系列の「沙龍(SAR)」はすべて高級車ブランドだ。価格はともすれば30万〜40万元(約600万〜800万円)にもなるもので、LiDARなどの強力なハードウェアを基礎にして先進運転支援性能を実現する。

自動運転技術、自動車メーカーがファーウェイとDJIを頼るそれぞれの理由。路線の違い鮮明に(36Kr Japan)

自動運転技術、自動車メーカーがファーウェイとDJIを頼るそれぞれの理由。路線の違い鮮明に

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