政府は、操縦士なしで空を移動する「空飛ぶクルマ」の2020年代の実用化に向け、安全確保や技術開発などを検討する官民協議会を年内にも設置する。都市部の渋滞解消のほか、災害時の活用も想定している。海外で開発競争が激化しており、政府としても実現を後押しする。空飛ぶクルマは、ヘリコプターとドローン(小型無人機)の間に位置づけられるイメージだ。垂直に離着陸し、高度150メートル前後を時速100~200キロ・メートル前後で飛行する。ガソリンではなく電気で動くため、エンジンを使う場合と比べて整備費が安くなる。自動運転で、操縦士育成にかかる費用を省くことができ、運航費は将来的にタクシーと同程度になることが見込まれるという。
空飛ぶクルマ、20年代に…操縦士なしで移動(読売オンライン)