【新技術】ゲームから自動運転へ 米エヌビディアの半導体展開力

パソコンゲーム用に使われてきた画像処理半導体(GPU)が、自動車の自動運転向けにも用途を広げつつある。新たな需要への期待を背景に、GPUで世界首位の米エヌビディア(NVIDIA)の株価は2年間で約8倍に上昇した。米テスラ、独アウディ、トヨタ自動車など大手自動車メーカーが相次ぎ採用するなど、エヌビディアのGPUは自動運転技術の開発に不可欠のデバイスになってきた。賞金を懸けてパソコンゲームで戦う「eスポーツ」。プロゲーマーとして活躍するダステルさん(ハンドルネーム)は「野球選手にとってのバットとグローブのようにパソコン選びにはこだわる。特に重要なパーツはGPU」と話す。GPUの性能が足りなければ、グラフィックス描画が遅れたり、粗くなったり、プロゲーマーの判断に影響する。一瞬の操作が勝敗を決する「eスポーツ」では致命的だ。勝つためには高性能のGPUが必需品であり、パソコンゲーム愛好家でエヌビディアの存在を知らない人はまずいない。

ゲームから自動運転へ 米エヌビディアの半導体展開力(日本経済新聞)

 

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