【企業】カルロス・ゴーン、夢を旅した少年 電気自動車開発は死守

リーマン・ショックには思いがけない成果もあった。昨日の章で書いたが、危機が起きても、将来のために守るべきプロジェクトとは何かがはっきりした。電気自動車だった。日産は中期計画「GT2012」を凍結したが、そこに盛り込んだ電気自動車の開発だけは、投資の方針を軌道修正した後も継続した。「大きな賭けに出た」と言う人もいた。だが、アクセルを踏み続けたのはきちんとした調査と熟慮の結果だった。理由を2つ挙げれば、1つは当時の原油価格の急激な高騰だ。自動車産業は過度な石油依存から徐々に脱する必要があり、それはこの先も変わらないと思った。

カルロス・ゴーン(20)夢を旅した少年 電気自動車開発は死守 他社に先行、世界シェア半分握る(日本経済新聞)

 

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