電気自動車(EV)がエコカーの代表として地位を固めつつある。非常用電源として活用できる点を訴求し評価を高めた。三菱自動車の「アイ・ミーブ」、日産自動車の「リーフ」。エコカーのランキングでは、EVが1、2位を独占した。アイ・ミーブは前回の調査に引き続き2連覇になる。「製品のライフサイクル全体でのCO2排出量が少ない」「排ガス中の大気汚染物質が少ない」の項目に対する評価で、ハイブリッド車(HV)や低燃費のガソリン車に差をつけている。三菱自動車は一貫して「走行中のCO2排出がゼロ」である点を訴求してきたことがエコカーとして評価を高めた。アイ・ミーブがトップに立ったのは、販売開始がリーフより一般向けで8カ月、法人向けで1年半早かった先行者メリットが大きいとみられる。「電気自動車である」の評価で、リーフを10ポイント以上回った。
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