トヨタ自動車は９日、広州汽車集団（広汽集団）と共同で設立した広汽トヨタエンジン（ＧＴＥ）で、現地向けのハイブリッド車（ＨＶ）などに搭載するエンジンの生産を始めたと発表した。排気量２５００ｃｃのＨＶ用と通常のガソリンエンジンに加え、２７００ｃｃエンジンの計３種類の生産を１０月１０日に開始。このうち２５００ｃｃは近く中国で発売する新型セダン「カムリ」に搭載する。ＧＴＥは２０１０年に、カムリの現行モデル向けに排気量２４００ｃｃのＨＶ用エンジンなど４４万基を製造。トヨタはＧＴＥに約９６００万ドルを追加投資し、２本の製造ラインのうち１本を新型エンジン用に切り替えた。