調査会社テクノ・システム・リサーチによると、2011年4―6月期の民生用リチウムイオン電池の出荷シェアで、韓国メーカーが日本メーカーを初めて上回った。リチウムイオン電池は「日本が生んだ蓄電池」で、1991年にソニーが商品化して以来、日本メーカーが世界市場を主導してきたが、円高・ウォン安を背景に過去3年間で韓国勢が急速に追い上げ、東日本大震災で日本からの供給が不足した4―6月期に初の逆転となった。11年4―6月期の出荷シェアは、日本勢が33.7%に対して、韓国勢が42.6%。1―3月期には、日本勢が38.0%、韓国勢が37.7%と、ほぼ同水準になっていた。
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