昭和電工は、リチウムイオン二次電池向け部材である人造黒鉛負極材(SCMG(R))、正負極添加剤(カーボンナノチューブVGCF(R))、電池包材用アルミラミネートフィルムの各生産設備の能力増強を決定した。二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出削減や化石エネルギーに対する依存低減に向け、電気自動車やハイブリッド車などの環境対応車の需要が伸びつつある。また、東日本大震災にともなう計画停電をきっかけとして、産業用や家庭用の蓄電池についても注目が集まっている。2013年以降は自動車や蓄電用途向けの大型LIB市場が本格的に立ち上がり、需要が急速に伸びることが予想される。このため、同社は大型LIBの高容量化、長寿命化に寄与する部材であるSCMG(R)およびVGCF(R)の能力増強を決定した。
【電池】昭和電工、リチウムイオン二次電池部材の生産能力を増強
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