【話題・次世代モビリティ】便利…でも根付きにくい地域の足「グリスロ」 持続可能にした要因は

「おはよう」

2月29日朝8時すぎ。坂道の中腹にある住宅街の一角に、そろいの蛍光色のジャンパーを着た人たちが集まってきた。

東京の中心部から北東へおよそ20キロ。千葉県松戸市河原塚地区の老人会「河原塚ことぶき会」のメンバーが、「グリスロ」と呼ぶ8人乗りの小型バスに乗り込んでいく。

グリスロは、「グリーンスローモビリティ」の略称。時速20キロ未満で公道を走る電動車による移動サービスや、その車両のことだ。高齢化が進む地域での移動の確保を目的の一つとして、国土交通省が普及を後押ししている。

便利…でも根付きにくい地域の足「グリスロ」 持続可能にした要因は(朝日新聞デジタル)