【話題・海外】EV一辺倒からの“揺り戻し”、住友ベークライトが感じた商機

欧州が揺れている。電気自動車(EV)一辺倒だった様相が変わり始め、プラグインハイブリッド車(PHEV)のようなエンジン搭載車を用意する動きが目立つ。電気/電子(E/E)アーキテクチャーの領域でも、ECU(電子制御ユニット)を極端に少なくする「中央集中型」に対して慎重論が出てきた。

「EVこそが正義だ」。北欧のとある国の人が言い切ると、ドイツ人がかみついた。「あなたの国は再生可能エネルギー由来の電力が豊富だからいいかもしれないが、石炭を燃やす国もある。どう考えるんだ」と。

2人の自動車関係者がベルギーのヘントで大激論を交わしていたのは、欧州連合(EU)が内燃機関(エンジン)搭載車を全廃するとしてきた方針の転換を発表する数日前のことだった。EUは2023年3月末、合成燃料(e-fuel)や水素を利用するエンジン車に限って2035年以降も販売できると認めた。

EV一辺倒からの“揺り戻し”、住友ベークライトが感じた商機(日経クロステック)

 

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