電炉メーカー大手の東京製鉄は10日、鉄スクラップを原料とする鉄を車体に多用した電気自動車(EV)の試作車を初公開した。小型EV製造のベンチャー企業、FOMM(フォム)との共同開発。東鉄は2025年にも車向け鋼材の量産化をめざす。車には高炉メーカーの鉄を使うという「常識」が変わり始めた。
披露したのは4人乗り軽自動車で、骨格をはじめ全体の72%に電炉でつくった鉄を使った。衝突実験などで安全性も確認したという。
リサイクル鉄のEV初公開 クルマの常識こわし、「完全循環」めざす(朝日新聞デジタル)