【話題・モビリティショー2023】トヨタ、航続距離1000キロのレクサスEVを初公開 26年投入予定

トヨタ自動車(7203.T)は25日、2026年発売予定の次世代電気自動車(EV)の試作車を世界初公開した。高級車ブランド「レクサス」のEV試作車は航続距離約1000キロを実現し、独自の車載用基本ソフト(OS)「アリーン」も搭載する。26日のジャパンモビリティショー開幕に先立ち、報道陣に披露した。

レクサス試作車はセダンタイプ。従来のリチウムイオン電池のエネルギー密度を高めるなどし、性能を大幅に向上させた。急速充電時間は従来の30分から20分へ短縮。航続距離は従来の615キロの1.7倍となる1000キロに伸ばした。新型EV専用プラットフォーム(車台)を搭載、アルミ鋳造で一体成型する「ギガキャスト」技術を採用した。27年にも実用化される見通しの全固体電池も搭載できる設計となっている。

トヨタ、航続距離1000キロのレクサスEVを初公開 26年投入予定(ロイター)