【インフラ・スタディ】電気自動車の将来を左右する充電インフラ 後編

前回から、「2.5.3.4 EV用インフラ(インフラストラクチャー)」の概要、すなわち電気自動車(EV:Electric Vehicle)の道路走行を支える充電インフラ(充電ステーション)の動向を前後編で説明している。今回は後編となる。

前回(前編)では、充電器には「普通充電器」と「急速充電器」の2種類があること、充電箇所には主に「基礎充電」「経路充電」「目的地充電」の3つがあることを述べた。今回は充電方式についてご説明する。

充電方式は大きく、コンダクティブ(伝導)式、ワイヤレス(無線)式、交換式の3つに分かれる。コンダクティブ方式の充電には、普通充電と急速充電がある。ワイヤレス式には、車両を停めた状態で無線によって給電する方式(ワイヤレス給電)と、車両を走行させながらワイヤレスで充電する方式(走行中ワイヤレス給電)がある。交換式は「バッテリ交換式乗用車」と「バッテリ交換式トラック」に分かれる。

電気自動車の将来を左右する充電インフラ 後編(EE Times Japan)