本田技研工業(ホンダ)は7月4日、系列の部品メーカーである八千代工業をTOBで100%子会社化した後に、インドの自動車部品メーカー「サンバルダナ・マザーサン・グループ(マザーサン)」に売却すると発表した。この動きはホンダの「EVシフト」の象徴だが、結果としてホンダの四輪事業の終わりの始まりになるのではないかと思っている。
本田技研工業(ホンダ)は7月4日、系列の部品メーカーである八千代工業をTOBで100%子会社化した後に、インドの自動車部品メーカー「サンバルダナ・マザーサン・グループ(マザーサン)」に売却すると発表した。
八千代工業株は上場廃止となる見込みで、100%子会社化した後、ホンダは持ち株の81%をマザーサンに売却する。
八千代工業の主力製品は燃料タンクで売上の25%を占め、売上に対するホンダ依存度は9割以上。
ホンダは2021年に就任した三部社長のもと、EVシフトを進めており、2040年には世界での販売のすべてをEVとFCV(燃料電池車)にするという計画を発表している。
ホンダの全力「EVシフト」は四輪事業の終わりの始まり。強みを捨て“負け戦”に挑む愚策だ(マネーボイス)