【話題・超小型EV・次世代モビリティ】家庭用コンセントで充電できる「1人乗り超小型EV」の実力値

KGモーターズ(広島県東広島市、楠一成最高経営責任者〈CEO〉)は、開発中の1人乗り超小型電気自動車(EV)「ミニマムモビリティ」を2025年3月に市場投入する。初年度は300台の販売を目指す。搭載するバッテリーは国内外からの調達や、協力企業の工場を間借りした自社での生産も視野に入れる。車両は消費税込みの価格で100万円を切ることを目指す。

ミニマムモビリティは全長2450ミリ×幅1090ミリ×高さ1500ミリメートル。「ミニカー」の区分に該当し、車検が必要ないことから車両の維持費を抑えられる。

家庭用コンセントから充電ができるため、専用設備も不要。現在のコンセプトモデルの航続距離は、5時間の充電で100キロメートルを達成した。

同社は22年設立のスタートアップ。通勤などの決まった距離を移動するモビリティの需要を見込み、超小型EVの開発に特化する。今後は量産を見据えて、バッテリー搭載位置の再考やボディの軽量化に着手する。楠CEOは「少人数の小さいスタートアップなのでスピード感を持ってやっていく」と語る。

家庭用コンセントで充電できる「1人乗り超小型EV」の実力値(ニュースイッチ)