【話題】電気自動車が普及すれば死者も医療費も減る 米研究

ガソリンなどの化石燃料で動く自動車が電気自動車(EV)に完全に置き換わったら、空気がきれいになり、住民は今より健康になるのだろうか。間違いなくそうなる、と予測した研究を、米コーネル大学土木環境工学部のH. Oliver Gao氏らが発表した。米国では、2050年までにEVの普及で大気汚染が改善されると、早死にする人の減少と、大気汚染に関連して生じる医療費の、数十億ドル(数千億円)規模の削減が期待できるという。また、EV普及の恩恵が特に大きいのは、ロサンゼルスやニューヨーク、シカゴなど一部の大都市圏だという。

Gao氏たちは、EVの2050年までの普及が公衆衛生に与える影響を、米国の30カ所の大都市圏ごとに予測した。そのために、米国環境保護庁(EPA)のデータ、EPAが作った大気の質のシミュレーションモデル、大気の質の変化が健康にもたらす影響の経済的価値を見積もるソフト、などを使った。

電気自動車が普及すれば死者も医療費も減る 米研究(ヘルスデーニュース/毎日新聞)

 

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