【市場・企業】EVシフトで大きく変わる、国内自動車の業界地図

世界的なインフレの波、円安の進行。エネルギー資源問題に、長引く感染症対応。こうした困難な課題に企業が直面する中で、2023年に飛躍が見込まれるのはどんな業界なのか。『日経業界地図 2023年版』から、要注目分野の「業界地図」を紹介する。今回は、自動車(国内)をめぐる業界地図を見ていこう。

ガソリン車1台に使われる部品点数は3万点に上ると言われ、数多くの部品メーカーが完成車メーカーを支える。従事者は日本の全就業者数の約1割を占め、雇用に及ぼす影響が大きい。世界各国・地域で製造業の中心を担う。

世界的な半導体不足で自動車各社は工場停止などの生産抑制を余儀なくされ、2021年度の国内新車販売台数は前年度に比べて9%減の421万台だった。1976年度以来45年ぶりの低水準となった。

自動車業界では電気自動車(EV)へのシフトが進む。トヨタ自動車は30年までに30車種のEVを投入する。ホンダは30年度までの10年でEVなどに5兆円を投じ、30年までに30車種を展開する。24年には提携する米ゼネラル・モーターズと共同開発するEVを北米で2車種出す。

EVシフトで大きく変わる、国内自動車の業界地図(日経クロステック)

 

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