【話題・自動運転】農機を完全自動運転 福島高専が実験、スマート農業の実現目指す

福島高専は5日、南相馬市原町区の福島ロボットテストフィールドで、トラクターなど農機の完全自動運転による「スマート農業」実現に向けた実証実験を実施した。本年度、高専は国の事業採択を受け、高精度の3次元(3D)地図と衛星の測位情報を活用し、車両が決められたルートを自動運転する技術を開発している。農機具のほか、ゴルフカートや物流サービスへの転用を視野に新年度以降の実用化を目指す。実証事業に取り組んでいるのは高専の芥川一則教授の研究室と民間企業の4社。大和田測量設計(広野町)が地図データの作製、車両の運行制御をエイブル(大熊町)と村上商会(東京都)、ルートの算出をアリスマー(同)が担当している。芥川教授によると、AI(人工知能)が詳細な3D地図を使ってルート選定することで、従来のシステムよりも精密で誤差のない運用が可能という。

農機を完全自動運転 福島高専が実験、スマート農業の実現目指す(福島民友)

 

Tagged on: ,