東日本大震災に伴って、電気自動車など次世代自動車(エコカー)の「心臓部」とされるリチウムイオン電池の量産に懸念が出ている。西日本に拠点を構える電池工場は被害を免れたが、東日本に点在する電池材料工場が操業を停止した。復旧作業に入った材料工場もあるが、東京電力の計画停電で安定稼働が不透明な状況だ。材料不足で電池供給に支障が出れば、自動車メーカーのエコカー戦略の遅れにつながる可能性もある。
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