旭化成は22日、需要拡大が続くリチウムイオン電池用のフィルム材を増産するため、宮崎県日向市の工場に4本目の生産ラインを増設すると発表した。設備投資額は建屋を含め約60億円で、2013年春に生産開始の予定。日向地区でのフィルム材の生産能力を倍増する。フィルム材の生産は子会社の「旭化成イーマテリアルズ」が担当。日向地区では第1ラインが稼働中で、建設中の第2、第3ラインが6月までに相次ぎ完成する予定。第4ラインの生産能力は年5千万平方メートルで、第1-3ラインの合計の年5500万平方メートルにほぼ匹敵する。第4ライン増設で、約80人の雇用を予定している。
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