【話題・自動運転】激化する自動運転車開発競争 その裏に「ベネズエラ人」の労働力があった

自動運転車の開発が加速している。大量のデータに人力でラベル付けする仕事を担うのは、経済が破綻状態にあるベネズエラの労働者たちだ。ギグワークをめぐる新たな論争を呼ぶ可能性がある。これから先、自動運転車のすばらしい未来について耳にすることがあったら、こんな光景を思い浮かべてみるといい。経済崩壊後、危機的な状況で生活を続けるベネズエラ人が、ノートPCの前に座り、木や自転車の写真の輪郭を描いてロボット車両が衝突しないようにしている——。2018年の状況はまさにそうだった。クラウドワークの専門家であるドレスデン工科大学のフローリアン・A・シュミット教授(デザイン)は言う。「彼らはかつて中流階級で、教育水準が高く、インターネット・インフラにも恵まれながら、突然貧困に陥った人たちです」。

激化する自動運転車開発競争 その裏に「ベネズエラ人」の労働力があった

 

 

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