【新技術・自動運転】タイヤに進化の「足音」、3段ジャンプで自動運転の重要部品へ

車両の“足”であるタイヤから、進化の「足音」が聞こえてきた。次世代の車両技術「CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」に自動車メーカーが対応を急ぐ中、コネクテッドと自動運転の領域を中心にタイヤは価値を高めていく。2020年ごろからは、タイヤに取り付けたセンサーで路面の状態を検知し、車両制御に活用できるようになる。2025年をめどに、路面の状態に合わせてタイヤは自動で形状を変え、走行性能をタイヤ側で向上できるようになりそうだ。これまで「黒いゴムの塊」だったタイヤが進化を遂げ、自動運転の機能を向上する重要部品に躍り出る。タイヤは車両を構成する3万点もの部品の中で、唯一路面と接している。このため、カメラなど他の手法に比べて路面の状態を高精度で判別しやすく、自動車メーカーはタイヤをセンサーとして活用する術を模索している。世界上位のタイヤメーカーは需要の拡大を追い風に、付加価値を高めた「賢いタイヤ」の開発を加速し、台頭するアジアの新興メーカーを振り切りにかかる。

タイヤに進化の「足音」、3段ジャンプで自動運転の重要部品へ(日経XTECH)

 

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