【話題・自動運転】「価格を1300万円に抑えた」、マクニカが自動運転車サービスの開発車両を販売

マクニカは、自動運転車を使った各種サービスの開発に使える小型低速車両「アカデミックパックPRO」を「オートモーティブ ワールド2019」(2019年1月16〜18日、東京ビッグサイト)に出展した。自動運転に必要なベース車両、センサー、コンピューター、ソフトウエアなどを一式そろえながら、「価格を1300万円に抑えたのが特徴」(同社)とする。自動運転車を使った各種サービスを開発する場合、何らかの実験車両が必要になる。しかし、これまでの実験車両は「1台2000万~6000万円と高かった」(同社)。ベース車両に乗用車を使い、高価なセンサーやソフトウエアを搭載していたためだ。今回はベース車両にヤマハモーターパワープロダクツ(YMPC)が量産している小型低速の電動カートを使い、センサーやソフトには名古屋大学発ベンチャーのティアフォーが手がけるモジュール「AI Pilot」を使って低価格化を実現した。 AI Pilotはセンサーを単眼カメラ1台と米ベロダイン(Velodyne)製LIDAR(レーザースキャナー、16チャネル)1台に絞ることで価格を100万円台に抑えたモジュールである。米エヌビディア(NVIDIA)の「DRIVE PX」を搭載し、オープンソースの自動運転ソフトウエア「Autoware」で制御する。「ハードウエアを必要最小限に抑え、ソフトウエアでさまざまな機能を実現することで低価格化を実現した」(ティアフォー)という。この先は有料会員の登録が工場など特定の施設内で人やモノを運ぶ用途を想定している。

「価格を1300万円に抑えた」、マクニカが自動運転車サービスの開発車両を販売(日経XTECH)

 

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