【話題・海外】スイス、電気自動車に接近音の通報装置導入へ

スイスの道路を走る電気自動車は視覚障害者への安全対策として、EU安全基準を採用し、2019年半ばまでに人工的な騒音を出す通報装置を搭載する必要が生じる。ドイツ語圏の日曜紙NZZ・アム・ゾンタークが4日に報じた。連邦運輸省道路局の広報官、トーマス・ロアバッハさんは、スイスはこの問題について欧州連合(EU)の安全基準を採用したと発表。防水性の外付けスピーカーを通してエンジン音を人工的に出す音響システムを設置し、ハイブリッド車や燃料電池車の新型車にも適用する。同紙によると、いわゆる「車両接近通報装置(AVAS)」が出す騒音は、通常のエンジン音よりも静かだという。「我々とって、このシステムの導入は非常に重要だ」と、スイス盲人・視覚障害者連盟のジョエル・ファヴレ氏は同紙に語った。同連盟は更に、走行中だけでなく停車中も通報音を出すという、EUよりもう一歩踏み込んだ安全基準を要求している。

スイス、電気自動車に接近音の通報装置導入へ(swissinfo.ch)

 

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