【提言】数々の教訓を残して来るべき時代への布石へ パリの公式EVシェアリング終了

フランスのパリ市と周辺自治体は2018年6月21日、電気自動車(EV)カーシェアリングサービス、AUTOLIB’(オトリブ)について、運営会社であるボロレとの契約を解除することを決めた。これによって、2011年に世界の大都市に先駆けて開始された大規模カーシェアは暗礁に乗り上げることとなった。早くもオトリブの専用サイトには、2018年6月25日にサービスが停止され、長期契約パスの返金手続きについても近日発表される旨が記されている。契約解除の背景にあったのは膨大なコストだ。ボロレの試算によると、この先5年間オトリブ事業を継続した場合、計3億ユーロ(約384億円)の赤字となることが判明した。パリ市は税金をこれ以上投入して継続するのは妥当でないと判断した。

第560回:数々の教訓を残して来るべき時代への布石へ パリの公式EVシェアリング終了のお知らせ(web CG)

 

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