【新技術】日本精工、EVのホイールすっきり 薄型モーター試作

日本精工は12日、電気自動車(EV)に使われるインホイールモーターで、従来よりも厚さを3割以上薄くした新型を開発したと発表した。ホイールからはみ出す部分を少なくでき、クルマの車内空間を広く取れる。モーター自体の製品化を目指したものではないが、電動化に必要な要素技術を研究・習得する狙いがある。27日に開幕する東京モーターショーに出品する。インホイールモーターは、車輪を直接駆動する仕組み。これまでの開発品は内蔵する2つのモーターを並列して配置していたため幅が大きくなり、小型車で使われる16インチサイズのタイヤホイールからは大きくはみ出してしまっていた。新型はギアを用いて2つのモーターをホイール内に縦に並べることで、幅を従来の285ミリメートルから100ミリメートル程度短くすることに成功。ホイールからはみ出してしまう部分を少なくした。クルマの車内を広くしたり、サスペンションなどへの影響も減らしたりすることができるという。

EVのホイールすっきり 日本精工が薄型モーター試作(日本経済新聞)

 

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