【施策・地方自治】住民が「電気自動車」共同使用 いわき小川地区で実証実験開始

いわき市小川地区で12日、中山間地域の新たな交通システムの確立に向け、電気自動車(EV)を住民が共同使用する実証実験「小川みらいプロジェクト」が始まった。プロジェクトの主体となる住民組織「小川みらい協議会」によると、全国に先駆けた試みという。自動車関連企業を中心とする「東北ギルドコンソーシアム」などと連携して、車両4台を使い、2019年2月27日まで実証実験を行う予定。12日、太陽光発電を活用した充電器などが整備されたEVエネルギーステーションの開所式が現地で行われた。島村守彦会長は「実証実験終了後も地域の足として必要とされるものにしていきたい」とあいさつした。全国的に中山間地域は高齢化や過疎化が進み、住民の移動手段の確保が課題となっている。小川地区はJR磐越東線や路線バスが通っているものの、運行本数が減少。そのため住民主体の実証実験により、住民目線での利便性や課題などを検証しながら、新たな交通モデルの構築を目指す。

住民が「電気自動車」共同使用 いわき小川地区で実証実験開始(福島民友)

EVでカーシェア実験 いわき住民主導で運営(河北新報)

 

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