国際物流・郵便の世界大手、ドイツポストが2021年をめどに約4万7千台の小包配送車のほぼすべてを電気自動車(EV)に切り替える。しかもその車両はドイツに数ある自動車大手によるものではなく、なんと自社製だ。大手に断られ、ベンチャーを買収して開発に乗り出した経緯がある。どんなEVに仕上がったのか、実車を取材した。 旧西ドイツの首都・ボンにあるドイツポスト本社の前に止まる黄色い車両。14年から導入が始まり、現在はドイツ国内ですでに2500台が業務に使われている。ドイツで生活していると、ブランドは様々だが、同社の黄色い配送車をみない平日はないほどなじみのある車両だけにこれが本当にすべてEVになるというのは驚きだ。
【話題・海外】ドイツポストの配送用「自家製EV」 自動車大手に断られベンチャー買収して開発
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