トヨタ自動車やホンダ、独ダイムラーなど世界の自動車やエネルギーなど大手13社は17日、燃料電池車(FCV)などで水素エネルギーの利用を促す新団体を発足した。各社の研究成果を共有し用途の多様化や利益確保の手法を探るほか、規格の標準化などを図る。FCVは電気自動車(EV)に比べ普及が遅れており、業界の枠組みを超えた連携組織で巻き返しを狙う。 スイスで開かれている世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で発表した。新団体「水素カウンシル」には、川崎重工業や韓国の現代自動車に加え、独BMW、仏アルストム、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル、資源大手の英アングロ・アメリカンなども参画。トヨタと仏エア・リキードが共同議長を務める。
トヨタなど世界13社、水素利用の推進団体 燃料電池車普及狙う(日本経済新聞)