【スマートグリッド】離島で目指す新しいスマートグリッドの形

富士電機は再生可能エネルギーの出力の変動を吸収するスマートグリッド(次世代電力網)を、甑島(こしきじま)(鹿児島県薩摩川内市)に構築した。電気自動車(EV)の電池を再利用した初の蓄電池システムによって導入コストを抑え、再エネの導入量を3倍以上に増やせる。同社は再利用する電池でも確実に変動を抑える制御技術を実証し、離島へのスマートグリッド普及につなげる。甑島は東シナ海に浮かぶ離島。住友商事と薩摩川内市が事業者となって島内の廃校に「甑島蓄電センター」を整備し、2015年秋から運用を始めた。EV電池の再利用は、住商が普及を目指すビジネスモデルだ。

Dr.コトーの離島で目指す新しいスマートグリッドの形(ニュースイッチ)