【施策・海外】オランダ、2025年までに電気自動車以外の販売を禁じる法案

再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組んでいるオランダで、2025年までに電気自動車以外の車両の販売を禁止する法案が可決される見込みである、と報じられました。これが実際に可決されて法案化されることになると、従来のガソリン車やディーゼル車、さらにはハイブリッド車さえも販売ができなくなるという世界に類を見ない法律が誕生することになります。科学系ウェブサイトのScienceAlertが報じた内容によると、この法案は化石燃料を燃焼させて動力源にするタイプの自動車を新たに販売することを2025年までに禁止してしまうというもので、オランダの下院議会に提出されて賛成多数の状況にあるとのこと。これまで広く普及してきたガソリンや軽油で走る従来型の自動車はもとより、エコカー時代の寵児としてもてはやされているハイブリッドカーでさえも「排気ガスを排出する」という点において規制の対象に含まれることになります。この法案がそのまま可決されると、販売が許されるのは100%電気の力で走る電気自動車(EV)のみということになり、少なくとも新車販売のレベルでは化石燃料で走る自動車が完全に禁止される状況が世界で初めて生まれることになります。なお、水素を燃料として電力を取り出す燃料電池(FC)車両は規制の対象にならないため販売が許可される見込みです。

2025年までに電気自動車以外の販売を禁じる世界初の法案がオランダで提出・可決の見込み(GIGAZINE)

100%電気の力で走る自動車のみ販売できる法案、オランダで可決可能性(新電力ネット)

 

 

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