トヨタ自動車グループで車載電池製造のプライムアースEVエナジーは、宮城工場で3本目となる生産ラインの量産を始めた。これまで年20万台分だった生産能力は30万台分に上がり、フル稼働できる体制が整った。第3ラインは第1、第2ラインと同様にトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」用のニッケル水素電池を生産する。このラインで製造した電池は、愛知県内のプリウス生産拠点に出荷される見通し。第3ラインが完成したことで、宮城工場で計画されていた総額約350億円の投資は完了し、会社全体の生産能力は静岡県内の2工場と合わせ年110万台分になった。
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