先日、テスラモーターズの『モデルS』に初めて試乗した。EVならではの加速感、クイックなレスポンスは、やはり前評判通りの素晴らしさだった。しかし、私が驚いたのはEVとしての性能ではなく、むしろ「クルマとして良くできている」という点である。ハンドリング、サスペンション、静粛性(エンジン音はないので、ロードノイズや風切音などの制御)、ボディ剛性感というクルマそのものの完成度が極めて高い。デザインでも、外観、内装とも大変レベルが高く、これまでのクルマにない斬新さを感じた。タッチパネルは、B4縦くらいの大きさのタブレット型PCがダッシュボードにはめ込まれていると思っていただければいい。ここに大きな地図も出れば、バッテリーの残量やインターネットラジオ局も出てくる。とにかく、字が大きいから運転しながらでも視認性が極めていい。EVというパワートレインだけでなく、「テスラが独自の世界を作り出した」というのが率直な感想だ。
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