トヨタ自動車が2012年発売した次世代エコカー『プリウスPHV』。外部電源からの充電が可能な大型バッテリーを搭載し、短距離(JC08モード走行時24.4~26.4km)ならEVとして走行できる、いわゆるプラグインハイブリッドカーである。ハイブリッド走行時のJC08モード燃費自体、リッター30.8~31.6kmと、原型であるノーマルハイブリッドカーの『プリウス』を上回る。さらにEV走行をゼロエミッションとして計算したプラグインハイブリッド燃費はリッター57.2~61.0kmと、エンジンを使用する市販車としては衝撃的な好燃費をうたっている。そのプリウスPHV、本当にその謳い文句に相応しい燃費は出るのか。また走行にまつわるエネルギーコストはどのくらいのものなのか。2月16日にプリウスPHVが納車となり、5月27日までの3か月10日間でハイブリッドモードで2543km、EVモードで1213km、EV走行比率32%でトータル3756kmを走ったレスポンスの三浦和也編集長をモデルケースに計算してみた。
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