メルセデス・ベンツ日本は24日、マイクロコンパクトカー『スマート フォーツー』の電気自動車の予約受付を開始した。価格は295万円で、年内の納車開始を予定している。最高出力55kw、最大トルク130Nmを発生する電気モーターを搭載し、最高時速は120km以上という。リチウムイオン電池のエネルギー容量は17.6kwhで、約8時間の充電で140km以上走行(欧州参考値)できるとしている。ただし急速充電には対応していない。メルセデス・ベンツ日本のニコラス・スピークス社長は急速充電に対応していないことについて「日本の急速充電方式は特有のもの。世界的にこの電気自動車を発売しようとしている時に日本のために複雑なものを開発するのは難しい。これは優先順位の問題だ」と述べた。さらに「もちろん日本のためには開発は続けているが、今回のタイミングではできていない」と説明した。
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