日産自動車は23日、2013年度からスペインのバルセロナ工場において、新型EVの『e-NV200』を生産すると発表した。e-NV200は日産の小型商用車、『NV200』(日本名:『NV200バネット』)のEVバージョン。2012年1月のデトロイトモーターショー12で、コンセプトカーとして初公開された。『リーフ』に続く日産の市販EV第2弾で、ビジネスユーザーやファミリー向けに開発。フレキシブルでゆったりとした室内空間を備えているのが特徴だ。EVパワートレインは、リーフと基本的に共通。モーターは最大出力109ps、最大トルク28.6kgmを発生する。二次電池は、48個のコンパクトなバッテリーモジュールで構成されるリチウムイオンバッテリー。日産はバルセロナ工場でのe-NV200の生産準備として、同工場へ4100万ユーロ(約40億円)を投資。工場のラインを改修する。また、e-NV200の生産によって、サプライヤーを含めて約700名の雇用を創出する。日産自動車のアンディ・パーマー副社長は、「e-NV200はEV分野でのリーディングカンパニーを目指す日産の重要モデル」とコメントしている。
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