松本市安曇の乗鞍高原にある宿泊施設の経営者らでつくる「のりくら観光協会」は、28日から5月6日までの大型連休中に電気自動車(EV)を貸し出す。昨年7~10月に試行したEVレンタカーの利用が好調だったことから、本年度は残雪の乗鞍岳やミズバショウの群落を楽しめる時季にも営業することになった。乗鞍岳を巡る春山バスの発着点になっている乗鞍観光センターに期間中、日産「リーフ」など2台を配備する。当日(午前9時~午後5時)中に同センターに返却するのを条件に、3時間3千円で貸し出す。大型連休中の同高原では、一の瀬園地で国内最大級とされるミズバショウの群落を楽しめるほか、高さ4メートルほどの「雪の壁」の間を走り抜ける春山バスも運行する。同観光協会は、まだ珍しいEVレンタカーを、そうした観光名所を訪れる人たちの呼び水とし、環境に配慮した山岳観光地としてアピールする狙いだ。
【話題】乗鞍高原、大型連休中に電気自動車貸し出し
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