【インフラ】日本システムバンク、充電と駐車を連動課金できるスタンド

全国でコインパーキングを管理、運営する日本システムバンク(福井市)が、コインパーキングの精算機と連動して電気自動車(EV)などの充電、課金ができるスタンドを開発した。ICカードで決済するスタンドなどと違い、その場で即時に駐車料金と一括精算できるシステムは業界初。コインパーキング向け充電スタンド「E-CHA(イーチャ)」=イメージ=は、充電できる位置に車が駐車してロック装置が作動すると、充電可能になる。スタンドを使用すると、開始・終了時間が精算機に送られる仕組み。車止めの後ろに設置できるよう薄型なのが特長だ。スタンドは1台26万2500円。電気料金は各地域に応じた設定とし、ケーブルをつないだまま長時間駐車しても、充電の完了時点で自動的に通常の駐車料金へ移行する。同じ走行距離で、EVのコストは夜間電力を使った場合にガソリン車の十分の一、昼間電力でも三分の一程度とのデータもある。同社は「ガソリンの高騰でEVへの関心が高まっている」とし、充電スタンドを備えたコインパーキング需要を見込んでいる。既設の精算機でも改造して活用できる。今年中に300基の設置を目標に掲げる。

充電と駐車「一括精算」(中日新聞)

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