ゼネラルモーターズ(GM)とPSAプジョーシトロエン・グループが、資本提携を含めた提携協議していることが明らかになった。PSAは、2010年ごろに電気自動車などのOEM事業などで提携していた三菱自動車と資本提携を交渉していたが、条件などが折り合わず、資本提携に至らなかった。PSAは環境技術を確保するため、グループ戦略を模索していた。一方のGMは経営破たん後、工場閉鎖や人員削減によるリストラを断行、米国やアジアで販売を伸ばして業績は順調に回復している。ただ、欧州子会社のオペルの立て直しが急務といなっている。PSAは米国市場への進出が遅れており、GMとの提携で地域的な相乗効果が得られる可能性がある。GMとしてもオペルの再建にPSAの力を借りることが可能になるなどのシナジー効果が見込まれる。
【企業・海外】GMとPSAが環境技術の確保でメガ資本提携か
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