パワー・マネジメント技術のIRジャパン)は31日、車載用ゲート駆動IC「AUIR0815S」のサンプル出荷を開始した。ハイブリッド車や電気自動車のパワー・トレインのインバータ段にある大きなIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)やMOSFETを駆動するために、10A以上の大電流を出力できることが特徴。AUIR0815Sは、出力インピーダンスと電力損失が非常に低いので、厳しい環境や高温の環境における動作が可能。出力抵抗は、電流の吸い込み時が90mΩ、吐き出し時が180mΩ(いずれも標準値)。このICは、ハイサイドのプルアップnチャネルMOSFETと並列接続したpチャネルMOSFETを集積したので、負のゲート-ソース間電圧Vgs駆動と連続的なオン状態が可能という特徴がある。
【新技術】IRジャパン、EV向け車載用ゲート駆動ICをサンプル出荷
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