供給量が日増しに減り、価格が急上昇するレアアースが近年、中国風力発電産業発展のボトルネックとなっている。こうした中、中国南朱株洲電機有限公司は11月末、2.5メガワット級の永久磁石式同期発電機(PMSG)の開発に成功し、風力発電機のレアアース使用を85%削減する技術を確立した。直接駆動式の発電機の生産には通常、レアアースを原料とする大量のネオジム磁石を使用する。ここ数年、ネオジム磁石の価格が急騰し、多くの発電機メーカーはコストが上昇。原料コストが発電機の価格を上回るケースも出てきた。
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