桐生市は2日、1人乗りの超小型電気自動車(マイクロEV)を商店街などで活用する社会実験を始めた。「群馬大学次世代EV研究会」(代表・宝田恭之群馬大教授)などが開発したマイクロEV2台と、市販車2台の計4台を生花店や自治会などが3カ月間使用し、将来の可能性を検証するための基本データを集める。マイクロEVは、環境に優しい交通手段として注目を集めており、頻繁な駐停車が必要な商店街や、狭い道路などで効果を発揮する。社会実験では複数利用者によるカーシェアリングを想定。同研究会の試作車両はリチウムポリマー電池を搭載し、市販車は密閉型鉛電池を使っている。市環境政策課は「市民や企業に積極的に参加してもらい、より地場に根ざした研究を進めたい」としている。
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