特種東海製紙は、リチウムイオン2次電池を対象とした、耐熱性に優れた安価なセパレータ(絶縁体)を開発したと発表した。主にハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)に搭載される2次電池向けのセパレータとして、2012年度末を目標に生産を開始する予定という。現状、リチウムイオン2次電池のセパレータには主に樹脂製のフィルムが使用されており、電池の破裂・発火などを引き起こす熱暴走が発生した際の安全性(耐熱性)が問題視されている。加えて、この種のセパレータはコストが高いことが課題とされている。
【新技術・電池】特種東海製紙、安価なセパレータ(絶縁体)を開発
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