日産自動車の志賀俊之最高執行先人者(COO)は、「CEATEC JAPAN2011」のゲストスピーチで、電気自動車(EV)の投入で先陣を切った三菱自動車と日産自動車が「技術のパイオニア(先駆者)として今後の競争上でも優位性はある」との見方を示した。EVは日米欧の先進国の各自動車メーカーが今後、市場投入を本格化する見通しで、開発競争は激化している。志賀COOは、日産のEV『リーフ』では「インターネットに常時接続して顧客のEV利用方法のデータを記録している」と述べ、これら先行して市場投入したEVのデータを活用して電池の小型化や充電時間の短縮など「次の技術革新で先行していく」と述べ、先行する2社の技術的な優位性を説いた。
【企業】日産と三菱、EVデータの蓄積が競争上で優位
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