フランスのパリで、環境に優しい電気自動車を30分単位で時間貸しする、大規模なカーシェアリング事業の試験運用が始まった。「オートリブ」と名づけられた、このサービスはパリ市が、フランスの電気自動車メーカー「ボロレ」と進めるもの。計画では、パリ市とその周辺に、充電設備を備えた電気自動車のステーションを1100か所以上設け、電気自動車3000台を30分単位で貸し出す。12月の本格運用を前に、2日からは試験運用が始まり、4人乗りの電気自動車66台が市民にお披露目された。この事業の特徴は、ステーションが1100か所と多いことから借りた場所に縛られずに車の返却ができることで、パリ市ではタクシーを補う新しい交通サービスと位置づけ、市内の交通渋滞の緩和にもつながることを期待している。
【施策・海外】パリ市、本格的EVカーシェア開始
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